例えばアナタが
”DTMを始めてある程度経ち、「そろそろ有料の音源やプラグインにも手を出してみようかな」と考えている人”
だとして、主にそういうものを買えるのは海外ショップであるという現状を知ったらどうでしょう。
海外ショップのイメージ
- 英語が読めないから間違えて買ったりしないか不安
- サポートも英語だろうし面倒くさそう。あと雑そう
- ウラインターネットに繋がってハッキングされそう
- そもそもプラグインを買った後どうやって使うのか分からない
上記のように感じるのではないでしょうか。まぁこれは昔の僕ですが。
今は国内の代理店もいくつかあるので日本語だけでもそこそこ買えはするのですが、値段や種類の面では未だに海外ショップの方が優勢です。
そもそもDTM自体が海外の文化であるため、そのお膝元である海外ショップの方が安く、種類も豊富で日本では買えないものがあったりなんかもするのは当然と言えば当然です。
つまりDTMerとしてのキャリアを進んでいくなら、海外ショップでのお買い物は避けては通れない道なのです。
引きこもりの代名詞みたいな趣味なのにあろうことか世界を相手にしなければならないとは、世の中とはままならないものです。
そこで今回は、今となってはクレカの限度額までプラグインを買うことすらある僕が、海外ショップでのプラグインの買い方をイチから解説しようと思います。
不安という感情は「それがどういうものか分からない」というブラックボックス感から来るものなので、その闇を晴らしてみようと思うわけです。
そういう意味では闇の住民が直接解説するわけなので、ある程度信頼性があるのではないかと思います。
目次
プラグインを買う順序
サイトによって若干の違いはあれど、ほぼこの流れであると思って問題ありません。
- 欲しいプラグインを扱っているサイトを見つける
- アカウントを作る
- 商品ページでカートに追加し、決済画面へ
- 住所の入力
- 支払方法の選択
- 決済、プラグインの導入
- サポートに連絡する
今回は定番の大手ショップ、Plugin Boutiqueを例にとって解説していきます。
欲しいプラグインを扱っているサイトを見つける
憧れのクリエイターが使っているから、またはTwitterで見かけて気になったから。
きっかけはそれこそ人の数だけありますが、とにかく「欲しい!」と思ったプラグインがあったなら、シンプルに名前でググってみましょう。
大抵の場合、検索結果に取り扱っているショップの販売ページが引っかかってくるはずです。
時間があるなら、以下のような代表的なショップで端から検索してみるのをお勧めします。
プラグインの場合、全く同じ商品なのにショップによって値段が違うことがあるからです。
アカウントを作る
たまーにアカウント無しで買えるショップもありますが、後でサポートを受けるような事態になってもいいよう、できるだけ作っておいた方が無難です。
「Sign Up」や「Create an Account」が新規登録です。基本的にメールアドレスの入力とパスワードを設定するのみで済むことがほとんど。
ちなみにニュースレターは秒で拒否するのがデフォだと思いますが、プラグインショップはたまに結構デカい割引クーポンを送ってくる場合があるので、余力があれば受け取ってもいいと思います。
商品ページでカートに追加し、決済画面へ
この辺の操作感はAmazonと変わりません。
大体「Add To Cart」とか書いてあるボタンが追加ボタンなのでそれを押すと、カートに商品が追加されます。
カートをクリックすると、こういう決済画面に入ると思います。
「Coupon」、「Discount」などと書かれているのは、ニュースレター等で送られてきた割引クーポンなどの入力欄です。
注意すべきなのは、入力しただけでは割引が反映されないこと。
大抵の場合カートの内容を更新するボタンがあり、それを押して初めて割引や数量の変更が反映されるという仕様なので気を付けてください。
住所の入力
日本では都道府県から始まって段々細かい地名なんかを入力していきますが、海外ではコレが逆であることが多いです。
すなわち、番地→区市町村→都道府県→国 みたいな順で入力していきます。
生粋の日本人にとっては違和感バリバリですが内容自体は普通なので、下図を参考にしつつ、恐れずに入力していきましょう。
支払方法の選択
時折、聞いたこともない謎のサービスで決済できる場合がありますがそこで冒険する意味はないので、ほとんどの場合「Paypal」か「クレジットカード」を使うことになります。
クレジットカードを直接使うのは怖いという場合はPaypal経由にするのが無難です。
Paypal経由であれば
- ショップ側にカード情報が渡らない
- 最悪、商品が届かなかった場合は返金保証がある
というメリットがあります。僕も今までの決済は全てPaypalです。
クレカを持っていない場合は、この際一枚持っておくのをお勧めします。
僕は楽天カードマンですが決済の度にポイントが付くので、積み重なると万単位で貯まって結構馬鹿になりません。
幸か不幸か、プラグインは高価なものも多いのでポイントが貯まりやすいという側面があります。
学生の場合はVプリカなどのチャージカードも選択肢としてはありますが、手数料が取られるので回数を重ねると逆の意味で馬鹿になりません。
その場合はデビットカードが同じポイント運用ができてお勧めです。
決済、プラグインの導入
決済ボタンを押し、無事取引が終了すると、登録されたメールアドレス宛にライセンスキーやプラグインのダウンロードURLが届きます。
ここからインストーラーのダウンロード、ライセンスの認証を行えば晴れてプラグインの購入は終了です。お疲れさまでした。
サポートに連絡する
購入後、何らかの理由でサポートに連絡を取るときは「Contact」、「Support」といったページを探してメールを送ります。
送ります、と言っても「Hello.」だけ入力して筆が止まってしまう日本人が大多数かと思いますので、ここはGoogle先生に頼ります。
Google翻訳に困っている点や現在の状況などをガシガシ入れていきましょう。
この時、相手方が対応しやすいように注文番号やシリアルナンバーなども添えて送ってあげるとスムーズです。
僕も今までにお星様の数ほど問い合わせを行ってきましたが、Google翻訳で完璧にやり取りできているので驚きます。
もちろん、返事が返ってきた時も逆翻訳でお世話になります。今のうちによく挨拶しておくといいでしょう。
なお、Plugin boutiqueに関しては日本語でのサポートに対応している↓ので、その限りではありません。
プラグインはデモを試すが吉
補足という形ですが、プラグインは一時の感情に任せて決済ポチー!!してしまうと泣きを見ることがあるので注意しましょう。
「想定していた使い方ができなかった」、「欲しかった音が入っているのは拡張パックだった」、「自分のPCには負荷が高すぎて使えない」……。起こりうる悲劇は枚挙にいとまがありません。
現在流通しているプラグインのほとんどはデモで試用することが可能です。
期間限定ではあるものの全機能を使用できることが多いので、しこたま試して気に入ったらライセンスを購入するのが無難でしょう。
ダウンロード版のプラグインは転売もできないですし、一層慎重を期すべきです。
昔とは違う”海外ショップ”
「海外ショップ」などと言うと大げさですが、同じ人間が運営し、利用しているサービスです。滅多なことではトラブルも起きたことはありません。
サイトにもよりますが近年はサポートの返事も早かったり、不備があった時に逆にこっちが申し訳なくなるほどの補償を行ってくれたりと、個人的には昔ながらの「海外は雑」というイメージからは離れつつあります。
度肝を抜くような新製品のリリースや思い切りの良すぎるセール(90%オフとか)など、海外ショップには日本にはないメリットや魅力が数多くあります。
日本の手厚いサービスも併せて享受しつつ、新しい選択肢に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。