実売価格6万円弱からいきなり完全無料になり世間を沸かせたDAW、Cakewalk by BandLab。
「DTMを始めてみたいけど続くか不安」という初心者のファーストチョイスはもちろん、サブのDAWをノートPCに導入したい中級者等にも気軽におすすめできるDAWとなりました。

そんなわけで、今回はPCがクラッシュして再インストールを迫られた僕と一緒にCakewalk by BandLabをインストールしよう!という記事です。
DAWという日常生活ではまず聞くことのないソフトのインストールと言えど、特別難しいことはありません。
ソフトのインストールに慣れている人ならものの10分もあれば完了してしまうようなレベルなので、一つずつ確認しながら進めていきましょう。
目次
インストーラーのダウンロード
公式サイトへ飛ぶと、まずド頭にダウンロードボタンがあります。
あれこれ機能の紹介なんてせず、とりあえず使ってみてよ!とばかりにボタンをドン。さすが死に体のSONARを引き取っただけのことはあります。

「Download」からインストーラーをダウンロードしましょう。
こんな感じの↓が保存できたらOKです。

インストールの手順
BandLab Assistantへのログイン
落としたインストーラーを起動するとBandLab Assistantというアプリが立ち上がり、ログインを求められます。

まだBandLabのアカウントを持っていないという方は
- FacebookかGoogleのアカウントと連携して登録する
- メールアドレスを新規登録してアカウントを作る
このどちらかを選択して作成する必要があります。
僕は万が一、「〇〇さんが曲を作っています!みんなでシェアしましょう!」とかフレンドに表示されたら嫌だなと思ったのでメアドにしておきました。
左下の「Sign up now」を押すと名前、メアド、パスワードの3点を設定することで登録することができます。

ログインに成功したら、画面上部「Apps」タブを選択。
お目当てのcakewalkの下にある「Install」からインストールを開始しましょう。

Cakewalk by BandLabのインストール
インストールが始まると、アドオン(追加機能)を追加するかどうか聞かれます。

追加できるアドオンは4つあり、簡単にまとめると以下の通りです。
Studio instruments Suite

ドラム、ベース、エレクトリックピアノ、ストリングスの4種類の音源(※)が収録されているパックです。
初めてDAWで音を鳴らした人のテンションを上げるには十分な音質です。とりあえずはコレで1曲作れるようになるのを最初の目標にするのがいいでしょう。
そしてそのうちコレに慣れてくると、なぜ世のDTMerがたっかい音源を白目向きながら買いまくるのかが分かるようになります。先に言っておきますが、食費は削らないほうがいいです。
Drum Replacer

例えば生ドラムの演奏をマイクで録音したとして、後から「なんか曲に合わないから違うドラムセットの音にしたい」と思っても既に録音が終わっている以上、後の祭りもいいところです。
しかしこのDrum Replacerはなんと、ドラムの録音データを解析して音の鳴っているタイミングを抽出し、他の音に差し替えることができるというツールなのです。
かがくの ちからって すげー!と思ってしまいますが、しかし正直、DTMを始めたばかりの初心者がお世話になる機会はほぼないでしょう。
レコーディングにも興味がある、中級者になった時のために備えておきたい、等の理由があるなら入れておいてもいいかもしれません。
Melodyne

音程の修正ツールです。主に録音したボーカルの修正に使われます。
録音したギターの和音を後から変更するなどの離れ業もやってのけるので個人的には最推しのツールなのですが、Cakewalk by BandLabに付属しているのはお試し版のため、残念ながら無料で使えるのは30日間だけです。
これも初心者向けのツールとは言い難いのでよく分からなければスルーし、その分PCの容量を節約しておきましょう。
Theme Editor

Cakewalk by BandLabのメニューやアイコンなどの色を自由に変えることができるツールです。
「君だけのCakewalkを作って、周りの友達に差をつけろ!」ということらしいのですが、別途ペイントソフトをインストールする必要があるのが面倒だったので、僕は入れませんでした。
でもたまにマクドナルドみたいな色にしてみたくなる時があるので、いつか入れる時が来るのかもしれません。
欲しい機能にチェックを入れたら、「Install」を押します。
するとデータのダウンロードが自動で始まり、

終わると言語設定に入ります。ふざけてエジプト語とかにすると表示が読めなくて直すのに苦労するので、控えた方がいいでしょう。

インストール方法を指定します。
「詳細」を選択するとCakewalkをインストールする場所(※)を変更できます。
が、特にこだわりがないのであれば「標準」を選んでおいて大丈夫です。
可能であればDドライブなど、他のドライブに保存するのがおススメです。

最終確認をされるので、問題がなければ「インストール」。

この画面が表示されたらOKです。「Viewナンチャラ」は最近のCakewalkの更新履歴を表示するというものなので、チェックは外して構いません。

本体のインストールが終了すると、今度は先ほど選択したアドオンのインストールが始まります。

ここからはいかに早く「次へ」を連打できるかという単純な作業です。
ちなみにこういう↓「vst 32bit 64bit」みたいな選択が出てきた場合はご自身のPCのOSと同じビットの方だけを選択することで容量の節約ができます。が、よく分からない場合は両方入れておいた方が無難です。

全てのインストールが終了すると、晴れてCakewalkの起動アイコンがデスクトップに作成されます。

起動、初回セットアップ
早速、起動してみましょう。
「これでワイも米津玄師になれるんや…」とか考えていると、

初期設定を促されます。
一刻も早く右上のバツを押したいところですが、ここで設定しておかないと音が出ないのでこらえましょう。「次へ」を押すと、

音の入出力設定が開きます。
簡単に言うと「DAWに音を入れる(録音)入口とDAWから音を出す(再生)出口を教えてね」ということなので、ひとまず出口だけ指定しておけば音は出せます。
ここからはPCの環境によってかなり違いがあるため、一概にこうすればOKとは言えないということをご了承ください。
「出力デバイス」のタブを開き、自分の再生環境にあった出力先を選びます。
分からなければ適当に1つ選んでおいてください。たとえ間違っていて音が出なくても、後で変更することが可能です。
「入力デバイス」や「詳細設定」は一旦スルーして次へ。

MIDIキーボードなどを使用する場合はここで指定できます。
そうでなければ特にチェックは入れずに、次へ進みます。
使用データの提供同意を求められます。僕は応じましたがどちらでも構いません。

最後の仕上げです。
プロが実際にCakewalkを使って作った曲のプロジェクトを開くか、新しいプロジェクトを開くか選べます。
すぐに音を出してみたい!ということであれば、デモソングを開いてもいいでしょう。

こんな画面が表示されればCakewalk by BandLabの準備は完了です。
これでもう、いつでも作曲を始めることができます。お疲れ様でした。

ゆめと ぼうけんと! DTMの せかいへ! レッツ ゴー!
以上でCakewalk by BandLabのインストールは完了し、晴れてあなたはDTMの世界に足を踏み入れました。
すぐさまアイディアをぶつけるも良し、取り急ぎ入れた音源を鳴らして楽しんでみるも良し。新しいツールを手に入れたあなたを縛るものは何もありません。
取っ掛かりが欲しければ、↓のような基礎を固められる本もあります。
そしてそのクリエイティブを円滑なものにするべく、次回からはCakewalk by BandLabの具体的な使い方の解説に入ります。
初心者の登竜門である「音が出ない問題」も含めて音の出し方から解説していきますので、ぜひチェックして頂ければと思います。